- 2019年10月29日
- 子宮頸がんワクチンについて
当院では、日本で子宮頸がんに苦しむ方を少しでも減らす目的で、子宮頸がん(HPV)ワクチンの接種を積極的にお勧めしております。
子宮頸がんワクチンは今も定期接種とされています。小学校6年生~高校1年生の間に3回の接種を全額自治体の負担で接種することができます。
以前、子宮頸がんについて(つづき)でも申しましたが、子宮頸がんワクチンの安全性はWHO(世界保健機構)のお墨付きで科学的に立証されております。
日本国内で少しでも子宮頸がんワクチンが普及するよう、接種をお勧めする方には懇切丁寧にご説明しております。
定期接種の時期に接種できず、自費での接種を希望される方も歓迎します。
日本国内で9価ワクチン(Gardasil®9)は未だ国内で承認されておりませんが、希望される方には個別での輸入となり高価にはなりますが接種することが可能です。
しかしながら昨今、外国の方で当院での9価ワクチン接種を希望される方からの問い合わせが増えております。
外国の方へのご説明やお問い合わせへの回答に、電話を受ける事務職員、メールを1件1件返す私および担当職員の労力が増しております。
当院では日本人の子宮頸がん予防に対する思いにより子宮頸がんワクチンを接種しておりますので、外国人の方への接種は当院の趣旨にそぐいません。
今後当院では、日本国籍をお持ちの方および日本国に永住権をお持ちの方に対してのみ、HPVワクチン接種を行うこととします。
それ以外の方は一律お断りさせていただきますので、悪しからずご了承ください。
IDAクリニック
院長 井田憲蔵