- 2018年3月27日
- ドラマ
普段ほとんどテレビは見ないのですが、先冬の「コウノドリ」からこの春の「隣の家族は青く見える」まで続けてみてしまいました。どちらも産婦人科の診療がテーマとなっているドラマです。
「コウノドリ」は、いわゆる医療ドラマです。
病院での周産期医療にスポットを当てて作られております。バックに日本産科婦人科学会が協力しているようで、綾野剛さんと星野源さんは現職の産婦人科医の手術研修会に出席され、実際の手術手技を勉強されたという話を聞きました。ネタバレはしませんが、その話の内容は我々産科医が経験したくなくてもいつか経験してしまうような症例が登場します。昨今日本の周産期医療は発達し、周産期死亡率は3.7人/1000分娩と世界で一番低い水準を達成しています。
元気に母児ともに無事に生まれてきておめでとう!というのが、当たり前の風潮になっていますが、本来命の誕生は奇跡の積み重ねであり、未だに今の医学で解明できない部分もあります。
妊娠中の突然の体調変化に対応できるよう、「何かあったらすぐ受診できる準備」というのは、物的にも心的にもしておきたいものです。
「隣の家族は青く見える」はどちらかというとファミリードラマ?
いろいろな恋愛の形、子供を持つ持たない、というテーマの中に不妊治療が登場します。
私は普段不妊治療を提供している立場ですので、やはり患者様の気持ちに寄り添うことの大切さ、難しさについて考えるとことが多かったです。
ラストは私的には「えー・・それで終わり?」と思ってしまいましたが、妻は「いいじゃん!」て言ってました。
全体を通しての感想は
「深キョン可愛いすぎます」