- 2024年11月13日
- 高濃度ヒアルロン酸含有培養液の取り扱いを開始します
この度当院にて『高濃度ヒアルロン酸含有培養液』の取り扱いを開始することとなりました。
こちらは胚移植の際に適用できる有料のオプションとなります。
ヒアルロン酸を含んだ培養液は通常の物より若干とろみのある培養液で
普段受精卵と一緒に注入されている培養液をこちらに差し替えることで
子宮内膜に受精卵がくっつきやすくなる のり のような役割をしてくれます。
詳しい仕組みについてはこちらの動画をご覧ください。
この培養液は胚移植を何度も繰り返している、着床不全の疑いのある方が適応となります。
そのため、移植が初めての方の使用は今のところ考えられていません。
対象となる方には医師から提案させて頂きますので、ご夫婦で相談の上決めて頂ければと思います。
適応に合う方であれば保険費用3000円で使用することができます。
すでにこれまで胚移植(融解胚移植に限る)には有料オプションとして
アシステッドハッチングというものがありました。
(詳細はリンク先をお読みください)
こちらは主に顕微授精や反復不成功の方を対象としておすすめしており、
高濃度ヒアルロン酸含有培養液と合わせて施行することができます。
いずれの項目も使用を強制するものではありません。
保険が使えるとは言え、有料ではありますので
使うかどうかは患者様に決めて頂くこととなります。
どのような技術なのか理解した上で判断して頂ければと思います。
詳しいお話を直接聞きたい方は遠慮なく培養士までお声かけ下さい。
培養士 林
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