IDAクリニック産婦人科

 
2019年8月23日
生殖細胞のはなし(チョイ難)

卵子や精子の元になる生殖細胞は胎児の時期にすでに出来上がっています。
卵子と精子が受精し、着床した段階(初期胚)で、何にもなりうる多機能性細胞( エピブラスト:Epi)が現れ、そのあと色々な組織の元になる細胞に変化(分化)していきます。新しい命が生まれたばかりなのに、ヒトの場合は妊娠2週目ぐらいから次の卵子や精子の準備が始まるということになります。(妊娠12週ぐらいまでに決まってしまします。)
ヒト生殖細胞の発生
卵子や精子の元になる細胞を始原生殖細胞(PGCs)と呼び、PGCsはマウスで研究が進んでいます。マウスの場合は受精6日目ぐらいから、わずか数個の細胞がエピブラストからPGCsに分化誘導され、卵子になる卵母細胞と精子になる精母細胞に分化していきます。マウスでは、どういった遺伝子が働き分化が進んでいるかのメカニズムがわかってきていますが、遺伝子にも違いがあるため、ヒトについてはまだ十分に分かっていません。
ヒトにおける始原生殖細胞の分化誘導の機序がわかれば、生殖補助医療や再生医療の発展につながるものと期待されています。

清水

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