IDAクリニック産婦人科

 
2019年2月3日
自動血圧計が入りました

クリニックの受付前に自動血圧計が設置されました。ご来院の皆様にご活用いただきたいと思います。

ご存知の通り、血圧とは心臓がギュッと収縮するときの高い数値が「上の血圧」、拡張するときの低い数値が「下の血圧」と言います。これは心臓の拍出量と血管の抵抗で決まるのですが、一日の間でもかなり変動しています。朝の目覚めとともに上昇し、日中は比較的高く、夜になると低くなります。さらに血圧は精神・身体活動により変動し、季節によっても変動します。

 

クリニックに来院された妊婦さん、ピルを服用している方は毎回測定していただきたいです。

妊娠中は身体的ストレスがかかり妊娠していないときに問題ない方でも妊娠高血圧を起こすことがあります。赤ちゃんの発育に影響することがありますので妊婦検診時には蛋白尿とともにチェックしています。上の血圧が130以上または、下の血圧が80以上の場合は5分ほど休んでからもう一度測定してください。

また、ピル服用の最も危険な副作用は「血栓症」です。血栓は血液で流され心臓で詰まると心筋梗塞、脳で詰まると脳梗塞を起こし命に関わります。そのリスクを減らすため上の血圧が140以上、下の血圧が90以上の場合は慎重投与と言われ医師と相談が必要です。毎回受診前の測定結果を院長にお渡しくださいますようお願いします。

 

ちなみに私ごとですが、高血圧症で内服治療中です。ある日、何気なく測定した血圧は上の血圧が200以上でした。びっくりしてもう一度測定すると220になりました。220は精神的ストレスのたまものですが、症状は全くなく、今は治療のおかげで安定しています。血圧は高くても自覚症状はほとんどないそうです。本当に怖い思いをしました。

 

皆さん、クリニックに来院されたら測定してみませんか。

受診の方、付き添いの方、どなたでもご自由にどうぞ。

 

今日は節分。皆様にたくさん福が訪れますように。

看護師 工藤

TOPへ戻る