- 2018年1月13日
- 不妊治療
明けましておめでとうございます。
今年も変わらずよろしくお願い申し上げます。
さて、今回は不妊治療のお話。
一昔前までは、結婚して普通に夫婦生活すれば子供ができる、というのが一般的な考え方だったでしょう。昨今晩婚化がすすんできており、さらに結婚後も仕事を続ける女性が多く、いざそろそろ子供がほしいと言うときには35歳以上の高齢になっているなんてことが多くなってきました。
下のグラフは日本生殖学会のHPから拝借したものですが、これを見ると35歳以上での妊娠率の低下と流産率の上昇がよくわかると思います。
(転載不可とのことで解像度を落としてあります。画像をクリックすると日本生殖学会のHPにジャンプします。)
日本産科婦人科学会では不妊症の定義を以下のように定めています。
「生殖年齢の男女が妊娠を希望し,ある一定期間,避妊することなく通常の性交を継続的に行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を不妊という. その一定期間については1年というのが一般的である. なお,妊娠のために医学的介入が必要な場合は期間を問わない.」
この医学的介入とは、子宮・卵巣に疾患を抱える方、月経困難症、月経過多症のある方、子宮・卵巣に手術の既往がある方などが含まれると思います。
加えて私は、35歳以上で半年以内に妊娠されない方は、早めに受診して原因検索をしながらタイミング法などの一般不妊治療を行っていくのが良いと考えます。
当院では患者様の年齢・体の状態・子宮卵巣の状態・ご希望などによりそれぞれに検査計画と治療計画をご提案しております。タイミングの合わせ方を知りたいというご相談から、できる検査はなんでもしてできるだけ早く妊娠したい!というご相談まで、それぞれの患者様に合わせて診療を行って参ります。
もしかして・・?と思ったらいつでもお気軽に受診してみてくださいね。